JA広島果実連は、広島県内の果樹農業振興を図るべく昭和23年(1948年)に農業協同組合連合会として発足し、生産・販売両面の指導的役割を担う組織として長年歩んできましたが、令和7年(2025年)2月に農業協同組合連合会から株式会社に組織変更し、同年4月には全国農業協同組合連合会(JA全農)の100%出資子会社となりました。
当社の事業は、生産面においては果樹生産技術のエキスパートである技術員の育成、派遣による果樹生産者への様々なサポートや、農業資材の供給のほか、地域の担い手となる新規就農者の育成、効率的な生産技術や新品種の実証などのため、県内複数拠点で農場を運営しています。
一方、販売面では東京、大阪、広島に販売拠点として営業所を設置し、県内から出荷された果実の拡販に努めているほか、柑橘果汁を原料とした加工食品の企画・販売にも注力し、生産者の再生産価格を守るべく、市場や店舗関係者、各事業者様のご協力を賜りながら需要拡大に取り組んでいます。
果樹産業を取り巻く環境は近年大きく変化しており、生産・流通面で様々な対応を迫られていますが、JA広島果実連はこれらの情勢にきめ細かく対処し、果樹産業のけん引役としての機能を生かした事業活動を今後も強力に進めてまいります。 |